お風呂を楽しむ

 

お風呂に入るのが楽しみのひとつだという人が多いと思います。「お風呂はあなたにとってどんな場所か」というアンケート調査では、体を清潔にする場所、お湯に浸かって体を温める場所、1日の疲れを癒してくれる場所、美容と健康に欠かせない場所、ゆっくり時間を過ごせる場所、夜寝る前に過ごす場所、リラックスできる場所、自分の好きな音楽鑑賞や読書などをしながら過ごす場所、などいろいろな答えがあるのですが、どれもが各人にとっては正解ということになるのでしょう。

 

実際お風呂に入ること(入浴)はいろいろな効果がありますが、入浴による恩恵は主に3つとなります。まずは温熱効果です。入浴するということは、適度な温度のお湯に体を浸けるということですから、その湯温によって交感神経や副交感神経が働くので体に良い効果をもたらします。ちなみに、ぬるいと交感神経が、熱いと副交感神経が働きます。

 

2点目は水圧効果です。これはお風呂に入るということは水圧が全身にかかるということで、お湯に浸かった体に水圧がかかって内臓や血管が圧迫され、次にお湯から出た時に体が水圧から解放されるので手足の先まで血液が行って血行が良くなるのです。

 

3点目は浮力効果で、湯船に入った時に浮力で、普段体を支えている関節や筋肉への負担が軽減され、痛みなどを伴わずに体を動かすことができます。そこで関節痛などの人は入浴中に運動すると効果的で、更に体をリラックスさせる効果もあります。注意としては、心臓の弱い人などはあまり水圧をかけると危険な点で、留意してください。